ボーダー
他世界警察機構。通称ボーダー。
40年前、【異界者（ネイバー）】の侵攻に対し「こちら側の世界」を守るために結成され、『無限確率世界（ワールド）』の存在を確立させた複合民間組織。
ただし、『無限確率世界（ワールド）』の存在が明らかとなったため、他世界との協定、貿易、果ては調査・採集・研究なども行うようになったため、利益の独占や暴走などを防ぐため国家権力も介入するようになった
現在のボーダーの勢力は以下の通り
・ボーダー
『無限確率世界（ワールド）』の調査及び【異界者（ネイバー）】との戦闘を主に行う
最も戦闘力が高い勢力であり『無限確率世界（ワールド）』への調査及び防衛を主におこなっている
文字通りボーダーの名を背負っているため広告塔として扱われることも多く、民衆からの支持は非常に高い
ただし力を持ったことによる隊員の増長や、そもそもボーダーの技術の出自自体が不鮮明であることから反発する勢力も少なくない。
過激なグループからは『世界を繋ぎ、宇宙を滅ぼそうとする悪魔の使い』などと主張するようなグループまである
・黒曜部隊
最も過激かつ最も練度が高い『警察』の特殊部隊。
『完全懲悪』を掲げ、罪人を殺すことを厭わないどころか非合法スレスレ、国際問題に発展しかねないような行為を平然と行う『警察のどす黒い部分』
ボーダーほど規模は大きくないものの隊員一人一人の能力が高く、同じく『無限確率世界（ワールド）』への調査及び防衛が主。
元々はボーダーに対する「お目付け役」だったが徐々にボーダー内での地位を確立し、ボーダーとほぼ同等の権力を得ている
主戦派であり、度々ボーダーとは意見の対立を起こしている
部隊長は「真鍋 長閑」と呼ばれる女性であり、恐ろしく堅牢な戦いをすることで有名な人物
黒曜部隊司令官の名は「津田 誠人」と呼ばれているが非常に謎の多い人物
・外務局
『無限確率世界（ワールド）』との交易及び協定などを結ぶ役割を担う組織。
ボーダーや黒曜部隊とも違う兵力を有しており、調査の際の護衛が主。
その名の通り『無限確率世界（ワールド）』の各国とは融和的に立ち回りたいためボーダーと仲がよく黒曜部隊とはそりが合わない
ただし権力はこの３つの中で最も低く、ボーダーと協力して立ち回らなければ意見が通らないことがしばしば
トリオンとは
『無限確率世界（ワールド）』との接続が確立された際に突如空間から『湧き出てきた』謎の物質
特殊な精神エネルギーと簡単に説明されることが多く、詳しいことははっきりとわかってはいない
ただし、今まで迷信とされてきたもの──所謂幽霊、UFO、UMA（未確認生命体）など──はこのトリオンによるものではないかとする説が有力になりつつある
現に、人は死ぬときに最も強く念じたものが死後体内から排出されトリオンと交じり合うことで、肉体を持たないエネルギー体……すなわち、幽霊に限りなく近いものの誕生が発見された。
こういった存在はトリオンのみで出来ているため物理的干渉は受けず、同じトリオンでのみ干渉を受ける
個性とは
トリオンの発見とともに確認された、人類の新しい能力
所謂超能力と呼ばれるもので、その能力には個人差がある
常識を覆す力を持つものもいれば、全くもっていない者もいる。
無個性の人物に対する偏見及び差別意識があり、無個性の人たちに対する法律なども出来上がったものの意識改革がうまくいっていないのが現状である。
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